オムニチャネル並びにインダストリー4.0の時代の経営計画

中小企業診断士 小谷泰三

ここにきて、ICT革命(スマート革命)は、ビジネスの世界から我々の生活の中にまで激変をもたらそうとしています。

スマホ、タブレット、パソコンなど続々とハンディで操作し易いICT機器が現れ、インターネットや通信システム業者と連鎖的に結び付き、文字情報だけでなく、画像情報も鮮明に表示されることで、世界中の情報がスピーディに映像を伴って。リアルに受発信できる時代がやってきました。ただし、利便性の享受の背後には、常にセキュリティ面での自己防衛が求められます。さらに、ウエラブル機器の開発が進んできており、ビジネスでの活用も身近なものになりつつあります。

流通・小売・サービス業界では、アメリカで端を発したO2Oによるオム二チャネルの利活用が、SCM(VCM)に大変革をもたらす喫緊の課題として取上げられています。

一方、M2M(Machine to Machine)やIoT(Internet of Things)といった言葉も見聞きする昨今ですが、あらゆる機械・センサー機器やロボット等が情報機器を介して、通信ネットワークもしくはインターネットに繋がり、生産プロセス・物流・サービス分野等に劇的な変革や新たな創造をもたらす、第4次産業革命と呼ばれる時代に突入しています。

ドイツでは国家を巻き込んで進められているインダストリアル4.0、アメリカではGEが提唱するインダストリル・インターネットという言葉が第4次産業革命の言葉として使われています。

ここまでの文中に、アルファベットでの略語がいくつか出てきており、どう読んだらいいのか、また、どんな意味なのか理解できない方は、もう時代に取り残され始めているといえます。ここでは紙面の都合上、言葉の具体的説明は省きます。ぜひこの機会に、冒頭のタイトルやアルファベットの略語の意味を理解してください。

経営者・管理者も従業員もこれら知識なしに、これからの事業やビジネスを、従来通りのやり方で行っていたのでは、企業の衰退・撤退に陥るのは明らかです。つまり、経営者から従業員の末端まで新たな教育、フラットなコミュニケーションの場を設けて、連帯意識のもとで知恵を出す仕事(判断業務や熟練者でしかできない高度加工等)に切り替え、単純作業をなくしていくことが、これから益々大切になってきます。

顧客情報の漏えいが多発していますが、ICTの知識不足、セキュリティ等のリスク管理が甘いことに根本原因があります。今後、我が国でも取り入れられる「マイナンバー制度」は、各企業においても、それを扱う担当者の権限と責任は重大です。特に、中小企業においては、この対応のためコストアップになることも考慮しなければなりません。

第4次産業革命が進むと、必ずしも大量生産やアッセンブリ工場および大規模販売店に重きを置いた大企業が、有利とは言えない時代になります。むしろ、どこでもできない小ロットのものに対する特殊技術や加工、ニッチな商品販売を行うオンリーワンの中小企業が、小回りが効き、変化への対応も迅速で、付加価値も高く、企業業績も良くなると考えられます。

このような新たな環境変化の波は、中小企業にとっては、大きなチャンス到来といえます。しかし、経営者が、ご自分で今後の経営課題に取組み、戦略を立てていたのでは、どうしても考え方や発想が限られてしまいます。

会社にとって貴重な財産(人財)である従業員の知恵を、経営課題の解決のために活用することが、これからは必須です。その活用の方法を、来る9月16日に、川崎市産業振興財団において「従業員を巻き込んだ経営計画づくり(ワークショップのやり方)」と題したセミナーでお話しさせていただきます。(詳細は下記の通り)

社員と共に経営課題改善に取り組んでみませんか。皆様のご参加をお待ちしております。

セミナー名:「従業員を巻き込んだ経営計画づくり(ワークショップのやり方)」

  • 日 時:平成27年9月16日(水)14:00~16:30
  • 場 所:川崎市産業振興会館 9階 第2研修室
  • 講 師:中小企業診断士 小谷 泰三
  • 受講料:1000円
  • 申込み先:川崎市産業振興財団HPにて

[セミナーチラシダウンロード]

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