中小企業診断士の日が制定されました!

有松 竜文

 

11月4日は何の日か、皆様ご存知でしょうか?ほとんどの方が、御存じないかと思われますが、今年から11月4日は、中小企業診断士の日として制定されました。これは、昭和23年11月4日に、中小企業診断士制度が発足したことに、ちなんでのことだそうです。中小企業診断士の日を制定した目的は、中小企業診断士の知名度向上や社会的地位の向上を狙ったブランディング戦略の一環として位置付けられています。調べてみると、多くの士業においても○○の日というものを制定しております。例えば、税理士では、2月23日、社会保険労務士では、12月2日となっているようです。

インターネットで中小企業診断士の日を検索してみても、現時点では、まだまだ情報は少なく、中小企業診断協会が考えている目的を達成するまでの道のりは、厳しいように感じます。私自身も、中小企業診断士の日についての現時点での取り組みには、疑問を感じている部分もありますが、制定自体には、賛成という立場です。診断士の日を制定しただけでは、中小企業診断協会が狙っている効果をすぐに達成できるとは思っていませんが、中小企業診断士とは、どうあるべきかという事を考えたり、これまでの活動を定期的に振り返ったりする、良い機会になると考えているからです。

ところで、皆様方は、日々の活動について、定期的に振り返りをすることがあるでしょうか。「半年前と比べて、○○のノウハウを取得することができた」、「従業員の○○君は、リーダーとしての自覚がみられるようになったな」などなど。定期的な振り返りにより、売上・利益などの定量的な成長だけではなく、目に見えにくい定性的な成長についても、前回と比較することで、気づきやすくなり、今後の活動にいかせるようになるかと思います。しかしながら、多くの中小企業の経営者の方は、日々の仕事に忙殺されてしまい、振り返る時間を作れていないように見受けられます。

私自身は、3月26日が創業日となっております。毎年この日は、1年前と比べて、どれだけ成長できたのか、また今までのやり方で、今後も通用するのかを見直すように心がけております。日々の仕事に注力するのは、必要な事ですが、注力しすぎるあまり、どうしても目の前の仕事にしか目に入らなくなってしまい、中長期的なビジョンで物事を考えることが抜けてしまうことがあるからです。定期的な振り返りをすることで、「今はいいけど、今後のことを考えると新規開拓が必要だな」とか、「新たな知識が必要だな」とかに気付くことができ、活動方針の見直しをすることができるようになります。

中小企業の経営者の多くの方は、日々業務に邁進していることと思います。邁進するあまり、近視眼的な経営に陥っていないかを見つめ直す機会が、多くの経営者の方に必要と感じております。会社の創業日などを定期的な振り返りをする日と決めて、「そもそもなぜこの会社を作ったのだろうか?」・「会社の社会的な存在意義は、何であるのか?」など、普段はあまり考えないようなことについて、ゆっくりと考えてみることで、今まできづいていなかった会社の魅力を発掘できるかもしれません。もしくは、本来やらなくてはいけないことを、忙しいことを理由に後回しにしていたことに気付けるかもしれません。ぜひ、皆様方も何か、中小企業診断士の日のように節目となるようなイベントを設定することで、定期的な振り返りができるようにして頂ければと思います。

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