かわさき中小企業診断士クラブの16年の歩みと、川崎中小企業診断士会の新たな第一歩

代表理事 山﨑康之

これまでの振返り

平成14年2月に中小企業診断士約40名でかわさき中小企業診断士クラブが発足し、(財)川崎市産業振興財団の川崎市中小企業サポートセンターに協力し、川崎市内の中小企業の経営革新、創業、新分野進出等の経営支援を通じて、中小企業の発展・成長を図り、地域経済の活性化に貢献することを目的に活動に取り組んで参りました。

川崎市中小企業サポートセンター事業の支援では、以下の活動に取り組んで参りました。

1)窓口相談事業支援

診断士クラブは毎週火曜日の午後(平成28年度から金曜日に変更)常設の相談窓口に専門家(会員)を派遣し、中小企業の経営相談に従事。また、川崎市工業団体連合会単会で開催される出張窓口相談にも必要に応じ専門家を派遣し、経営相談に従事。

平成29年度からは、財団の新たな取り組みとして直接企業を訪問して相談に応じる出張窓口相談に従事。

2)かわさき起業家オーディション事業支援

年6回~8回開催される最終選考会に毎回診断士クラブ会員が約10名参加し、主催者並びに発表者方々との交流を深めるとともに経営支援の機会づくりに取り組んだ。

平成24年2月開催の第75回最終選考会から関係団体として「かわさき中小企業診断士クラブ応援賞」を贈呈。当該賞は川崎市内及びその近隣で起業、新分野進出を計画する実現性の高いビジネスプランに対して贈呈し、副賞として無料のコンサルティングを2回実施。

3)地域支援事業

平成22年度から財団の要請を受け、川崎市工業団体連合会加盟の工業単会会員企業並びに市内の中小企業を対象に、企業を取巻く環境や企業の抱える経営課題の把握と解決策に関する助言等の経営支援に従事。

平成27年度からは独自事業として川崎市経済労働局と連携し、工団連加盟の単会会員企業の企業訪問活動を実施。

これまでに延べ348社の企業訪問を実施。

また、工業単会での出前セミナー等に積極的に講師を派遣。

4)経営人材育成事業支援

年4回財団主催の経営課題解決セミナーへの講師派遣。

年2回~4回財団との共催セミナーを開催。

 

また、診断士クラブ独自の事業活動として、以下の活動に取り組んで参りました。

1)広報・宣伝活動

発足当初から月刊誌「かわさき中小企業サポート短信」を発行し、財団が展開する事業のPR、診断士クラブの認知度を高めるために「診断士の視点(中小企業診断士として中小企業経営者へ訴えたい持論)」や「トッピックス記事(金融制度の改定や経済動向など中小企業の経営に影響を及ぼすと考えられる最新のニュース)」を掲載。

平成21年10月に診断士クラブホームページを開設し、これまでの「かわさき中小企業サポート短信」記事の掲載を行うともに、事業内容の紹介、会員紹介等、診断士クラブの認知度向上を図った。

また、平成27年1月にホームページをリニューアルし、タイムリーな情報発信と掲載内容の充実を図った。

2)会員相互啓発セミナーの実施

会員のコンサルティング能力の一層の向上を図ることを目的に、総会開催日に実施。

これまで、会員の皆様方はじめ、財団並びに行政、支援機関、支援団体、金融機関の関係者の皆様方にご協力、ご支援を戴き、16年間に亘って川崎市内の中小企業の支援活動に取り組むことができたことに感謝申し上げます。

法人化移行の経緯

診断士クラブは約80名の会員が在籍しており、任意団体のままでは会員のビジネス機会が限られる中で、診断士クラブが成長・発展していくには、経営革新支援機関として認定を得る必要がありました。

また、中小企業の経営支援事業を推進する行政や支援機関・団体、金融機関等との包括協定締結等において団体活動に制約がかかり活動範囲を拡大していくことが難しい状況でした。

以上のことから今後、会員の方々のビジネス機会を拡大するためには法人化が必須との考えに基づき、平成28年度第4回定例幹事会において当クラブの法人化について検討していくことを提案しました。

その後論議を重ねるとともに、行政はじめ財団、商工会議所、金融機関の関係者の方々に法人化に対するご意見等を伺い、平成29年4月開催の第16回定期総会において、平成29年度事業計画案の中で、正式に法人化を検討していくこと提案・審議を行い承認されました。

平成29年度は定例幹事会と法人化設立準備委員会を同時に開催し、幹事会メンバーを中心に法人化に向けて具体的に論議を行い、第5回定例幹事会で法人化することが承認されました。

平成30年2月28日に公証役場において、当診断士会の定款認証を受け、平成30年4月2日開催の「診断士クラブ第17回定期総会並びに解散総会」、「川崎中小企業診断士会設立総会」において、最終承認が得られ、4月6日に法務局で法人設立登記申請手続き行い、正式に川崎中小企業診断士会がスタートしました。

川崎中小企業診断士会の初年度の取組みについて

当診断士会は中期ビジョンとして、
「『チーム川崎診断士会』一丸となって魅力と活力あふれるオープンイノベーション都市かわさきの創造をめざす」
を掲げております。

経済のグローバル化によって企業を取巻く競争環境が大きく変化している中で、技術革新(イノベーション)なしには、競争優位を確立することが難しくなってきていることはいうまでもありません。

例えば自動車関係においてはEV化、自動運転など加速的に実用化が求められております。そのような中でこれまでの経営戦略では生き残っていけないとの考えで、クローズドイノベーションからオープンイノベーションに積極的に取り組んでおります。

また、ものづくりにおいてIoTやAIが取り入れられていくのも時間の問題です。そのことを受け、中小企業はこれまでの仕事のやり方を改善していくことは勿論、改革していく必要があります。つまりイノベーションを起こさなければなりません。

更に、イノベーションを起こすにあたっては、将来を見据えてオープンイノベーションを意識した取り組みが必要です。我々診断士会はオープンイノベーションを見据えた中小企業の経営支援に組んで参ります。

 

中期ビジョンの実現位向け今年度事業計画では、以下の具体的取り組みを行って参ります。

1)経営支援・地域支援事業

①地域支援活動
経済労働局との一層の連携強化を図り、川崎市が進める産業振興施策の実施にあたって当診断士会の参加の機会を得る努力を行っていく。

平成27年度から経済労働局との連携により川崎市内の企業訪問活動において企業の抱える課題の把握とその解決に向けた提案等を積極的に行っており、今後は自主事業としてではなく、川崎市の施策として継続的に実施できるように取り組んでいく。

②財団主催の中小企業経営支援事業支援活動
平成29年度に引続き今年度も出張窓口相談、各種特設窓口相談、ワンデイコンサルティング、専門家派遣事業等への専門家(会員)の派遣を積極的に行っていく。

③川崎市工業団体連合会との連携事業活動推進
工団連及び各単会との更なる連携により、各単会のニーズを的確に捉え、当会独自の出張相談や出前セミナー開催の機会づくりを積極的に行っていく。

④川崎商工会議所との連携事業活動推進
商工会議所との連携関係を構築し、商工会議所が主催する経営支援事業や中小企業向け各種セミナー等への協力の機会づくりを積極的に進めていく。

⑤川崎信用金庫との連携事業活動推進
川崎信金との連携関係を構築し、川崎信金が主催する経営支援事業や中小企業向けの各種セミナー等への協力の機会づくりを積極的に進めていく。

2)創業支援事業

①財団主催のかわさき起業家オーディション事業支援
後援団体として、最終選考会において厳選な審査を行い支援効果の高いと思われる起業家又は中小企業に対し、「川崎中小企業診断士会応援賞」を贈呈、副賞として2回の無料経営コンサルティングを提供し、積極的に創業支援を行っていく。

②財団主催の「かわさき起業家塾」受注獲得に向けた取組み
企画提案において当会の強み(会員の創業支援実績、創業セミナーでの指導実績等)を明確にし、受注獲得を目指し取り組んでいく。

③創業支援事業計画の認定に向けた取組み
経済労働局が進める「特定創業支援事業者」の認定を得るとともに「創業スクール」の受注獲得を目指し組んでいく。

3)経営人材育成事業

①財団主催の経営課題解決セミナー
財団と協同でテーマ決めを行い、会員から担当講師を募集し、年4回シリーズのセミナーを開催します。

②財団との共催セミナー
会員からテーマと講師を募集し、年2回のセミナー開催に向け取り組んでいく。

③会員相互啓発セミナー
会員のコンサルティング能力の一層の向上を図るために、相互啓発セミナーを年1回以上開催します。

4)広報・宣伝部活動、

ホームページの活用については、会員相互の一層の情報共有・意思疎通を図るために、毎月更新される記事の掲載を行っていく。

また、中小企業経営者はじめ外部に対して、起業家オーディション、出張窓口相談、企業訪問、ワンデイコンサルティングなど当診断士会事業活動における様々な出会いの場を利用して掲載記事を紹介し、経営に役立てていただくよう活用の度合いを深めていく。

毎月掲載の「トピックス」記事は、幅広い視野に立って時流に沿った旬な情報の提供、また、「診断士の視点」は、専門家としての専門分野に関する考え方や実践事例、自己PRに関する情報を発信します。

5)総務部活動

当診断士会の管理全般を統括する部署として、「事務局業務」「企画業務全般」「中小企業支援機関・団体と連携窓口」「会員相互連携セミナー実施」「会員管理」の5つについて、円滑な運営を行っていく。

 

以上、行政はじめ支援機関、支援団体、金融機関等との連携の下、当診断士会一丸となって川崎市内の中小企業の成長発展、地域経済の活性化に向け取り組んで参りますので、ご支援、ご協力の程宜しくお願いします。

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