「初心者のための資材購買」を掲載開始しました

加藤文男

このたび日刊工業新聞社出版の金型の総合技術誌「型技術」に「初心者のための資材購買」の掲載を始めました。製造業における資材購買部門の役目は、良い原材料(部品)をなるべく有利に適正な価格で購入すること。ムダの少ない製造工程の追求や新製品開発のための情報収集などの役目も担います。組立製造業を中心に資材購買の基本機能や担当者の遭遇する問題とその対応法を解説する予定である。

 

第1回は、「組立製造業における資材購買の基本機能と重要性」を取り上げた。

資材購買の初心者のために組立製造業の「生産の仕組み」とその生産の仕組みの中における開発購買機能を含めた資材購買部門の位置づけを確認すると共にその主要な役割と契約、調達、材料管理と主要な3つの機能を説明した。

第二次世界大戦後、日本の製品は「安かろう 悪かろう」で粗悪品の代名詞のように言われ評判が悪かった。しかしその後日本の製造業は、世界から「Made in Japan」が欲しいといわれるまで製品の信頼性と良い評判にまで高めた。この間の度重なる為替の変動による輸出価格の低下やオイルショックによる原材料の高騰などの試練を製造業は改善と工夫でこれらの試練も乗りきった。このような社会情勢の変化の中で資材購買部門が製造業の発展に果たしてきた役割は大きい。しかし、社会的情勢の変化は資材購買機能にも大きな変化を与えはじめた。

資材購買部門は、「必要な原材料を適正な価格で必要な数量を納期通りに調達し供給すると」いう重要な使命を持っている。組立製造業ではすべての原材料が工程にタイミングよく供給されなければ製品は完成しない。ごく小さな1円に満たないビスの一つが欠けても製品はできない。資材購買担当者は、納期がくれば「購入できませんでした」と言えない厳しい立場でもあることを自覚しなければならない。

連載の初めに当たり、初心者が理解しておきたい製造業の歴史的な背景と資材購買の基本的な知識と役割、そして心構えを取り上げ解説した。

 

掲載誌 日刊工業新聞社刊「型技術」1月号
初心者のための資材購買 第1回 組立製造業における資材購買の基本機能と重要性

「型技術」については、次をご参照ください。
http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0005

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