中小企業・小規模事業者が行う人材不足対策について

山岸次郎

中小企業・小規模事業者が抱える大きな課題の一つとして「人材不足」があります。少子高齢化、労働力不足と言われる昨今ですが、私のご支援先でも同様の課題を抱えている状況です。人材はほしいが、採用コスト(資金面・人員面)をそれ程かけられない、という企業も多いのではないでしょうか。さらには、折角、求人広告を出し採用できても、長く続かずに辞めてしまう、という声もよく耳にします。

人材不足の対策として、
・ITの活用を含め社内の業務効率を考える
・インターンシップ制度導入を検討する
・外国人労働者の活用を検討する
・人材のターゲット層を再検討する(若手の男性からシニア層、主婦層への転換など)
・従業員のモチベーションアップ(維持)の制度を考える
など様々な施策がありますが、今回は、人材採用における中小企業・小規模事業者が出費を抑えつつ、低コストで行える施策について触れたいと思います。

企業理念・企業文化に共感した人材を採用する

当たり前のことなのですが、ミスマッチを防ぐためにも重要な点と考えます。この採用時の入り口のところで失敗すると、「こんなはずじゃなかった」と言って多くが辞めていくのではないでしょうか。これを防ぐためにも企業理念や企業文化をしっかりと理解してもらい、プラス面もマイナス面も事前に認識してもらう必要があると考えます。場合によっては、複数回の面接を導入、従業員を交えて飲みに行くなどして、意思確認、お互いをよく知る場を複数回設定することも効果的と考えます。「すぐに人手が必要」「すぐに採用したい」というお声もよく聞くのですが、後々のことを考え、ここはグッと堪えて実践していただければと思います。

企業イメージをアップする

自社のWebサイトに採用ページを作成し、企業イメージをアップします。求職者は求人情報を確認した後、興味を持てばさらに詳細な情報を入手しようと、高い確率で自社のWebサイト確認するのではないでしょうか。その際に、採用向けのページがあるのと、ないのでは大きく変わってくるかと思います。採用ページには、募集内容や、求める人物像の掲載は勿論ですが、どんな雰囲気の職場なのか、どんな人達が働いているのか、などが写真や動画を交えつつ確認できるようにしておきます。社長や従業員のインタビューを掲載すると、より効果的と思います。

無料求人のWebサイトへの掲載を検討する

TVのCMでも宣伝されているものもありますが、無料で求人を掲載できるWebサイトが多くあります。大手の求人サイトに広告を出すと、かなりの料金がかかってしまいますので、こういった無料求人サイトを利用するのも一つの手かと考えます。無料のため、複数のWebサイトに掲載すれば、より効果的ではないでしょうか。ただし、単に情報を掲載するのではなく、求職者の視点に立った見せ方が必要と考えます。他社では、どのような文章表現をしているのか、どのような写真を掲載しているのか、などを調べ、より効果的な見せ方を検討する必要があります。
また、Webサイトによっては、採用が決まったら手数料が発生する所もありますので、注意する必要があります。

専門学校などに求人を掲載してもらう

専門学校などの学校は、企業からの求人を受け付けている所が多くあります。卒業生に対し、求人を提供できますので、学校としてもほしい情報ではないでしょうか。当然、ターゲットの職種によって求人を提供する学校も変わってきます。インターネットで検索をかければ、すぐに対象をピックアップできると思いますので試していただければ幸いです。

上記4点ほど挙げさせていただきましたが、他にも、知り合い・従業員のツテ・紹介制度の導入や、何らかのコミュニティとの連携など、まだまだできることはあるかと思います。

また、川崎市内の中小事業者であれば、「平成30年度川崎市中小企業等人材育成・確保支援事業補助金(第1次公募期間平成30年11月7日~平成30年12月28日)」があります。これは、人材育成や人材確保で要した資金の2分の1以内、20万円以下を補助するものです。
※参照:【事業者募集】平成30年度川崎市中小企業等人材育成・確保支援事業補助金の募集について(http://www.city.kawasaki.jp/280/page/0000101754.html

さらに、中小企業庁から「中小企業・小規模事業者の人手不足対応事例集」が公開されております。100例以上の事例が、実施している企業名、取り組んだ内容、その効果が掲載されております。自社の課題とマッチした事例があるかもしれません。ご参考になると思いますので、是非、ご一読ください。
※参照:中小企業・小規模事業者の人手不足対応事例集
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/koyou/2017/170703hitodebusokujireisyuu.pdf

以上、今回は人材採用について触れさせていただきました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。ご質問等ございましたら、こちらからお問い合わせいただければ幸いです。

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