平成28年の年頭にあたって

公益財団法人川崎市産業振興財団 経営支援課長
(川崎市中小企業サポートセンター所長)小野沢 裕幸

 新年あけましておめでとうございます。年頭にあたり、皆さまのご健康、ご多幸をお祈り申し上げますとともに、日頃から当財団の各事業に対しましてご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

当財団は今年で設立して28年目を迎え、中小企業サポートセンターが整備されてからは15年が経過する年となりました。平成13年度に国の中小企業支援法及び新事業創出促進法でそれぞれ指定・認定機関として当センター業務がスタートし、プロジェクトマネージャー等支援人材充実強化、窓口相談などの中小企業支援施策、並びに中核的支援機関窓口体制整備、かわさき起業家オーディションなどの新事業創出支援施策を推進してまいりましたととともに、平成17年度からは川崎市の工業・商業診断業務をワンデイ・コンサルティング事業として、平成20年度からは神奈川産業振興センターの受・発注商談会の共催により販路開拓支援事業がそれぞれ加わり充実させてまいりました。

現在の当センター支援メニューを改めてご紹介します。

①窓口相談等事業:月~金曜日の13:30・14:30・15:30(各1時間)※無料

(月)税理士創業相談(月2回) (火)中小企業診断士経営相談

(水)弁護士法律相談(月3回) (木)取引斡旋・販路開拓相談

(金)経営・労務等総合相談   ※いずれも電話予約

②専門家派遣事業:1回3時間単位で専門家を派遣(最大で12回まで)

※詳しくは4月からの募集要項(ホームページ)をご覧ください

③ワンデイ・コンサルティング:専門家の短期派遣(最大で3回まで)※無料

④人材育成セミナー:財団主催(経営課題解決セミナー)

共催セミナー(かわさき中小企業診断士クラブとの共催)

⑤販路開拓支援事業:川崎ものづくり商談会(神奈川産業振興センターとの共催)他

⑥創業フォーラム、女性のための起業フォーラム、かわさき起業家塾

⑦かわさき起業家オーディション ビジネス・アイデアシーズ市場

新たなビジネス展開を図る企業や起業家からビジネスプランを募集しています。

※年6回募集(次回第100回募集は1月19日(火)締切)

いずれも当財団ホームページに詳細を掲載していますので、ぜひご覧ください。

さて、昨年は川崎区殿町に文部科学省及び川崎市の施策により研究施設「ナノ医療イノベーションセンター」を4月に開設し「スマートライフケア社会への変革を先導するものづくりオープンイノベーション拠点(COINS)」の中核機関として研究を開始したのを始め、「川崎モデル」と呼ばれ全国的にも認知されている川崎市の知的財産交流活動を、関東経済産業局の施策として全国の支援機関等に対するノウハウの移転活動を行っています。また、中小企業の海外でのビジネス展開を支援する相談窓口「川崎市海外ビジネス支援センター(KOBS)」を産業振興会館内に移転し、ワンストップサービスの強化につなげています。

本年も、中小企業の皆さまに役立つ事業・サービスの推進に努めますとともに、昨年に変わらずご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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